【2/12 FRI】
昨日の運転の疲れは残るものの、朝早く支度してYU待つ家へ向かう
ホテルからは10分程度
その間に-15℃の気温に耐えるべく、ガソリンスタンドで体を温めるスープを満タン補給
そろそろ時代に合ったハイブリッドな体が欲しいものである
YUはアメリカでも相変わらずの笑顔で出迎えてくれた
車を乗り換え、免許を取ったばかりのYUの運転でブリッケンリッジへ向かう
とても初心者とは思えないハンドルさばき
右側通行でも難なく運転しているから大したものだ
聞けば、免許取得後すぐ渡米したので、左側通行の方が運転できる気がしないとのこと
慣れとは恐ろしいもの。。。
挨拶代わりにそんな他愛もない話をしながら、これまたブリッケンリッジでパイプトレーニング中のガールズスキーヤーマイコメンをピックアップし、コーヒーをテイクしてゲレンデへ
目前にはかの有名なブリッケンリッジが広がる
広い
かつて住んでいたウィスラーの山も相当デカかったが、ブリッケンリッジは横にデカイ
ふた山くらい先の尾根に広がるコースも同じゲレンデだそうで、イメージ的には苗場が横に30倍くらい膨らんだ感じか
そして世界に名だたるリゾートだけあって、リフト1日券は$160(およそ¥18500)!
使い勝手がいいので僕が毎年購入している池の平のシーズンパスがおよそ2枚購入できる額である
ただしここはプライスレス
YUとコロラド、ブリッケンリッジで滑る価値と比べれば安いものだ
Breckenridge peak with YU |
YUとマイコメンのウォーミングアップに付き合い、パークとパイプを流す
さすが、世界中からトッププロが集い凌ぎを削るだけのクオリティを誇っている
彼らのトレーニングの邪魔にならぬよう、自分は一旦パークを離れフリーラン
FreeRun by TKY |
僕はここ数年はパークよりもバックカントリーで活動することが多い為、ここでもピークを目指し、そこからハイクすることにした
と、朝のうちに補給したエネルギーは何処へやら、いきなり疲れる
息切れが激しい
時差ボケにしてはキツすぎる
というのも当然
ブリッケンリッジのスキー場のピークは標高4000m
富士山頂よりも高い
思い起こせば3年前、僕の崇拝するモーグルオリンピアンの野田鉄平さんをはじめとする仲間と富士山頂を滑った時のことを思い出す
ふと、湧き上がるのは根性!
ではなく、諦めも肝心という言葉だ
なんせ僕はフライト直後から丸2日運転しっ放し、そして寝不足と時差ボケの体なのだ
言い訳を見つけてはよく頑張っていると自分を讃えつつ、でも止むことのない息切れに迷惑しているうちになんとかピークについてしまった
笑う膝としかめる面を制しながらリッジに立つと、アメリカ星条旗とともにロッキー山脈の絶景が広がる
Peak |
来たぞアメリカ
少し嬉しくなった
その後ひとしきり風景を写真に収め、せっかくなのでエキスパート向けの急斜面、ダブルブラックダイアモンドを狙う
Double Black Diamond 写真奥の岩場を滑る |
パウダーならまだしも、ブリッケンリッジはどこも雪が固く、2ターン目のエッジをジャンプして切り返した時点で早々コース選びを悔やむ
手遅れ。。。
急斜面と雪面の硬さで転べば滑落間違いなし
エッジを(あと膝を)ガクガクさせながら滑り降りた
達成感はあったものの、ぶっちゃけ楽しくない笑
コースを下から望む |
その後各エリアをクルーズし、YUと再合流
彼はさすが現役である
フリーランをさせてもコブからタイトツリーまでピョンピョン駆け回る
YU |
自分のトレーニング不足を痛感した
反面、彼の滑りはアメリカ仕込みで、日本でいうターン技術がどうとか、そういうくだらない規定とは別次元にいる
フリーランを専門としているわけではないが、どんな斜面でもとにかく早くスタイリッシュに駆け抜ける
これだ、これが北米だ!
10年前に目の当たりにした世界の滑りを、目の前の同郷の青年から感じられるなんて感慨深かった
あまりプレッシャーを与えたくないが、日本スキー界の期待を背負って頑張ってほしいと心から願った
そして僕が彼にしてあげられることは多くないので、
毎年夏に連れて行ってるサーフィンに今年も招待すること
その際自分がいつも貸しているサーフボードを今年は進呈すること
を誓い、二人に激励の夕飯をご馳走し、日本のホープとお別れした
Dinner Session |
YU、マイコメン、そして一目しか会えなかったキンちゃん
日本の最前線はまさしくみなさんです
本当に頑張ってください
走行距離85km
4日間累計走行距離2165km
TKY
ハッピーな嫁がノーテンキに書いているブログがこちら
TKY
違った目線と独特の感性でオモシロいです
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